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いざ甲状腺の病院へ。意外な検査結果が出ました。
今日は甲状腺の病院へ行ってまいりました。
不妊治療専門の病院での血液検査の結果で、甲状腺の数値が引っ掛かってしまい、甲状腺専門の病院へ行くことになりました。
詳しい検査結果のお話はこちら。
私は今まで、健康診断でも甲状腺は引っ掛かったことがなくて知らなかったのですが、甲状腺専門で診てくれる病院ってとても少ないんですね。
私が住んでいる地域でも少なくて、少し遠い病院へ行くことになりました。
不妊治療の病院からの紹介状と、事前に書いていた問診票と受付に提出して、診察を待ちます。
紹介状を提出しているので、必然的に私が不妊治療していることが甲状腺の病院にも伝わります。
そのことが、何となくなんだか嫌だなぁ、なんて考えていました。
この「何となく嫌だ」と感じる理由は、私自身が、まだ不妊治療をしている事実に落ち込んでいること。
そして、その不妊治療について、質問されると思うと、さらに落ち込んでしまうのではないか、と思っていたからだと思います。
そんな憂鬱な気分とは裏腹に、とても優しい雰囲気の先生に診察してもらいました。
憂鬱な気分で緊張しながら順番を待っていると、私の順番がやってきたので、診察室へ入りました。
先生は、紹介状の内容を把握してくださっていて、もちろん不妊治療していることもすでに理解してくださっていました。
目を合わせながら、優しく丁寧にお話ししてくださる先生で、それだけでとても安心できました。
本当によかった・・・。
甲状腺と不妊治療・妊娠・出産について
まずは甲状腺が、不妊治療や妊娠・出産にどういう影響を受けるか、しっかり説明していただきました。
そもそも甲状腺って名前は聞きますが、案外いろんな役割があるんですね。
甲状腺は、身体のいろんな臓器をスムーズに働くために必要な、甲状腺ホルモンを作っているところなんです。
甲状腺ホルモンの量は多すぎても良くないし、少なすぎてもいけません。
不妊治療では、甲状腺ホルモン十分にないと、卵胞が成長しにくくなり、排卵が起こりづらくなるのだそうです。
そして、妊娠してからも甲状腺ホルモンにはとても重要な役割あります。
妊娠初期の胎児は自分で甲状腺ホルモンを作ることができません。
そのため、母親からの甲状腺ホルモンをもらって成長していきます。
このとき甲状腺ホルモンは胎児の成長・発達に重要な働きをしていて、甲状腺ホルモンが少ないと胎児の発達に影響すると言われています。
また、不妊治療開始前に受ける予定の、『子宮卵管造影検査』で使用する造影剤は、ヨードが含まれています。
ヨードは甲状腺の機能を低下する可能性があります。
そのため、不妊治療を開始するまえにしっかりと治療しておく必要があるんですね。
まずは今の甲状腺ホルモンの値がどれくらいか血液検査をするのと、甲状腺のエコー検査をすることになりました。
血液検査とはじめての甲状腺エコー検査。
血液検査の結果は1時間くらいで出るそうで、そのまま院内で待つことになりました。
そしてその間に、はじめての甲状腺のエコー検査をしてもらいます。
エコー検査は、首元にジェル?のようなひんやりとしたものを塗って機械をあてます。
ほんの数分で、あっという間に終わりました。
血液検査の結果は、以前不妊治療の病院で受けた結果と同じような数値でした。
血液検査の結果
- TSH
脳下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺ホルモンが足りないとTSHの分泌を増やして、甲状腺を刺激するよ。
この数値は少し高めで、通常では全く問題がないそうです。
ですが妊娠を考えるなら治療が必要で、甲状腺ホルモンを補う薬を服用することになりました。
- TPO-Ab
抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体といって、この数値が高いとバセドウ病や橋本病がわかるよ。
この数値も高めの結果が出てしまい、橋本病の気があると診断されました。
橋本病って名前は聞いたことがあったのですが、女性に多く、寒がりや便秘・倦怠感・無気力などの症状があるそうです。
異常な寒がりだし、便秘がちな私・・・。
その他の症状はいつもじゃないけど、異常に倦怠感とかでる日あるぞ・・・!
この結果にはびっくりです。
びっくりしたと同時に、長年悩んでいた体の不調の原因がわかった気がしました。
そして、甲状腺のエコー検査の結果です。
甲状腺エコー検査の結果
橋本病だと、甲状腺が大きくなるそうですが、私は通常よりも半分くらいの小さなサイズでした。
甲状腺の小さいと、甲状腺ホルモン(血液検査の「FT4」の値)の量が少なくなりやすいそうです。
FT4の数値が低いため、先ほどのTSHの数値が高くなりやすいそうです。
これまたびっくりな結果です。
エコーの写真をもらったので、こんな感じでした。
私はエコー写真を見てもよくわからないのですが、プロが見るとやはり小さいのでしょうか・・・?
甲状腺ホルモンを補う薬の服用をします。
以上の結果から、まずは甲状腺ホルモンを補う薬、『チラージン』という薬を服用することになりました。
このチラージンという薬は、吸収が悪くなってしまうので、葉酸や鉄などのサプリメントと十分に時間をあけて服用する必要があるそうです。
また、海藻類も控えた方がいいらしいです。
めかぶとか、もずくとかよく食べていたので、それもよくなかったのかも?
甲状腺ホルモンを補う薬の『チラージン』は1か月くらいしてから、薬の効果がわかるらしいので、また1か月後くらいに病院へ行ってきます。
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